お知らせ詳細

2023.01.23

德川宗家継承を記念した「楓果」が新発売



いつもにしき堂をご利用いただきありがとうございます。

1月23日(月)より、德川家広氏の德川宗家十九代継承を記念した「楓果(ふうのか)」が新発売となりました。
贅沢に栗を練り込んだ白餡を、栗の風味香るカステラで包み込んだ、芳醇な味わいの和菓子です。

 


楓(フウ。カエデとは別)というのは、中国東南部・台湾が原産地の落葉樹です。その樹形は整った三角であり、そうとうな高木に育ち、しかも樹脂が香わしいといった特徴から、中国皇帝の宮殿の庭に好んで植えられました。
日本では、江戸時代中期に中国の商人が持ち込んだものを、その背景を知った德川八代将軍の吉宗公が、江戸城内に植えたのが最初とされています。江戸時代の日本人にとって中国の歴史は必須の教養であり、吉宗公より後の歴代将軍は、季節の移ろいとともに色彩を変えていく楓の葉を見ては、中国の治乱興亡に思いを馳せ、ひいては日本に太平が続くことを祈念したことでしょう。
現在、江戸城内の楓の木は皇居に生育するもの以外は、昭和天皇より日光東照宮に下賜されたもの、そこからさらに全国数カ所の東照宮へと移植されたものと、ごく限られた場所でその優美な姿を見せるばかりです。
「楓果」においては、中国皇帝の庭、德川将軍の庭、皇居のお庭、そして各地の東照宮といった高貴の地で生育する楓の木を連想させる、品格ある味わいが実現いたしました。德川宗家と繋がりの深い楓の木が、このような果を実らせたことに、心よりの喜びを申し述べたいと思います。

德川宗家十九代当主
德川家広
DSC_4794_960pix.jpg

 

>>「楓果(ふうのか)」商品ページへ

商品カテゴリー